著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

オープンで外交的な人同士の会話はより良いアイデアを生み出す

公開日: 更新日:

 たとえば、無駄だと思われる雑談だって、インスピレーションやアイデアを与えるきっかけになります。私自身、酒席などの雑談から生まれた研究のヒントや仕事は枚挙にいとまがありません。お酒は飲めない自分が、飲みの席には這ってでも行くのは、一見無駄と思うようなものにこそ、発見があるからです。

 デューク大学のハサンとハーバード大学のコニングが会話と創造性の関係を調査(2019年)したところ、オープンで外交的な人同士の会話は、より良いアイデアを生み出すことがわかりました。

 一方で、内気な人との会話はその逆で、平凡なアイデアしか浮かばず、さらには、外交的で良いアイデアを思いつくと思われている人でも、内向的な人と会話をすると、アイデアの創造性がもっとも低くなりました。つまり、内向的な人がクリエーティブな場面に参加すると、全体に悪影響を及ぼす可能性が高いことがわかったのです。

 イノベーティブな発想というのは、思いも寄らない要素の組み合わせで生まれるもの。ですから、雑談はある意味「知識の資源」でもありますし、雑談などを通して、ざっくばらんにいろいろな話をする中で、そういった資源同士が新たな結びつきを生み出すわけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 3

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 4

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 7

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    ドラマー神保彰さん ミュージシャンになるきっかけは渋谷109オープンだった

  5. 10

    ロッテ吉井理人監督の意外な「激情時代」 コーチの延々続く説教中に箸をバーン!殴りかからん勢いで…