イカを包丁でたたいてミンチに!「いがめんち」と「豊盃」で大満足

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 弘前の名居酒屋「土紋」で、「いがめんち」を食べた。「いが」は津軽弁でイカ。戦前から津軽地方で食べられてきた家庭料理で、包丁でイカをミンチ状にし、野菜と小麦粉を混ぜて丸め、揚げたり焼いたりしたもの。お母さんによれば、いがめんちは家庭によって作り方が微妙に違うという。

「いがめんち、ここのが一番好き」

 いがめんちを頬張っていたお隣の常連客がつぶやく。記者も激しく同意。初めて「土紋」で食べた時に感激し、翌日総菜屋でいがめんちを買ったら、似て非なるもので、がっかりしたのを覚えている。

「土紋」に置いてある日本酒は、青森の地酒「豊盃」のみ。他ではあまり見かけない種類もある。お供にはこれでしょう、と、筋子粕漬け(豊盃の酒粕で漬けてある!)、赤ホヤ塩辛、ニシン切り込み、自家製イカわた醤油漬け。2人でどんだけ酒を飲むのか、というラインアップだ。でもいいのだ。ここで存分に飲んで味わうために、今夜は「土紋」の目の前のホテルを取っているのだから。

 青森県産の豚肉を使ったトンカツを平らげ、さらに田舎炒飯を追加。やっぱりクイクイ豊盃を飲む。お母さんがふっくら握った筋子のおにぎりも食べたかったけど、さすがに満腹。あぁ、大満足。でも、この原稿を書いている今、また「土紋」に飛んで行きたくなっている。 (和)

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