健康に良い冬場の着こなし方 「快適環境生理学」の大学名誉教授が指南

公開日: 更新日:

 もちろん、外出する際は襟元や袖口などの開口部は閉じておくこと。せっかく体幹部で暖まった空気がそこから逃げ出し寒くなってしまうのを防ぐためだ。

 ただし、体を動かすなどして服のなかで熱がこもり汗をかくようなときは、すぐに開口部を開けられる。そんな服装が望ましいと平田名誉教授は言う。

「基本的には一番外側には風を通しにくいアウターを着用し、その下には編み目の大きいセーターや裏起毛のトレーナーなどが良いでしょう。衣服で暖かさを保つには体から発せられた熱をできるだけ衣類にとどめることが大切です。空気は熱を伝えにくいため空気を多く含む衣類ほど保温効果がある。その意味で編み目の大きい衣類、ふんわりした着心地の衣類は保温性が高いといえます」

 重ね着は空気の層を幾重にもつくり、暖められた空気を逃がさないという意味で重要だ。ただし、オーバーサイズの衣類だと衣服と衣服の空間が大きくなり過ぎて空気の対流が起きて熱が逃げてしまう。

 しかし空気層がつぶれてしまうほど密着する重ね着では、せっかくの保温性が失われてしまう。大切なことは、重ね着ではできるだけ動かない空気層が重なるサイズの衣類を身に着けることだ。下着はどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明