花粉症の人がいまできる対策は? 過去10年で最大の大量飛散の見通し

公開日: 更新日:

「ハードコンタクトレンズは、角膜が傷つくととても痛くて使用できませんが、ソフトコンタクトだと包帯効果といって、ソフトコンタクトレンズが包帯のように傷を保護して痛みを抑えてくれる場合があります。しかし、ソフトコンタクトレンズは角膜の傷を治してくれるわけではなく、気づきが遅れて傷が悪化する場合があります」

 なかには花粉症シーズン中にコンタクトがはずれやすい人がいるが、その場合は「巨大乳頭性結膜炎」を発症している可能性がある。ひどくなると、治療に1年以上かかる場合があるというから早めの受診が必要だ。

「ソフトコンタクトレンズを使っている人にとって大事なことは、花粉への暴露を減らし、正しいレンズケアをすることです。そのためにゴーグルやメガネを併用したり、コンタクトレンズをメガネに変更するのも手です。ソフトコンタクトレンズを使い続けたい人は花粉シーズンに備えて1日使い捨てタイプを用意しておくとよいでしょう。コンタクトレンズに付着した花粉は念入りにケアをしても、一般の人が全て落とすことは不可能と思われるからです」

 メガネを利用している人や視力に問題ない人も花粉症である場合は花粉の暴露量を減らすことが課題になる。それには、花粉症の時季だけゴーグルタイプのメガネを利用するのもいいかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ