令和のメガネ生活はどう変わる? 眼鏡作製技能士1級取得者に聞く

公開日: 更新日:

 たとえば、メガネ店ではメガネを作るために視力測定が許されているが、その過程で目の病気が疑われることがある。その場合、メガネ店では眼科専門医のいる医療機関などを紹介するが、資格のないメガネ店からの連絡よりも国家資格取得者からの連絡の方が眼科専門医の信頼があり、よりスムーズに顧客の目の問題を解決できるようになる、という。

「逆に眼科専門医の先生から、『この患者さんは視力が出ないため目の病気を疑って来院されたが、メガネが合っていないようだ。正しい矯正をして欲しい』と依頼されることもあります。その場合も資格を持っているか、持っていないか、では大きな違いがあると思います」

 つまり、眼鏡作製技能士資格が誕生したことでメガネ利用者はこれまで以上に目の健康が守られやすくなるということだ。

■業界ナンバーワンの703人が資格取得

 眼鏡作製技能士資格には1級と2級がある。1級は眼鏡市場のトレンドを把握した作製技術・知識だけでなく、コンプライアンス、眼科専門医との連携に関する十分な知識を持ち、他の眼鏡作製従事者の指導や育成も可能な、後進の目標となる眼鏡作製技能士を指す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々