著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【豆苗】ビタミンKが豊富で骨が気になる中高年女性におすすめ

公開日: 更新日:

 胎児の成長に大量に必要とされ、妊娠前後の女性に取っていただきたい葉酸も多く含まれています。

 食事摂取基準によると、普段の必要量の約1.7倍、摂取する必要があると言われていますから、ぜひ積極的に取りたいですね。年代や性別によっても若干は異なってきますが、およそ50グラムの豆苗で1日に必要な葉酸量の7割以上を充足することができるので、効率的な摂取源と言えるでしょう。

 さらに着目したいビタミンKは、丈夫な骨づくりに必要不可欠な栄養素。骨に存在するオステオカルシンというタンパク質に働きかけて、カルシウムを骨に沈着させる作用があります。およそ50グラムで女性が1日に必要なビタミンKを補えてしまいます。骨粗しょう症が進みやすい更年期以降の女性におすすめです。

 別の視点からは、朝型の方が朝食にビタミンKを豊富に食べていることもわかったので、因果関係は定かではないものの朝食に喫食する試みもおすすめ!

 βカロテンやビタミンKは脂に溶けやすい性質を持ちますので、油炒めやオイルドレッシングなどをかけると吸収率が高まります。特に夜は脂質の代謝が低下するので、そういった意味でも朝から昼にかけて日中の摂取がよいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし