「マスク新指針」でコロナ感染は防げるのか? 3月半ばから個人判断

公開日: 更新日:

 そもそも換気とは「室内の汚れた空気を室外の新鮮な空気に入れ替えること」を意味し、「室内の汚れた空気」とは、二酸化炭素、一酸化炭素、ハウスダスト、細菌、ウイルスなどを指す。多くの人は換気というと換気扇を回す、窓などを開けて、自然と空気が入れ替わることをイメージしがちだ。

「忘れてならないのはエアロゾルは、ウイルスを含んだ水分だから重いということです。二酸化炭素などは窓を開けるだけでも室内から追い出せるかもしれません。しかし、重いエアロゾルそれだけでは動かない可能性がある。ですからサーキュレーターなどを使って強制的に空気の流れをつくって拡散し濃度を薄めつつ追い出してやらないといけません。そのことを医療関係者ですら認識していないことが問題なのです」

■屋外バーベキューで集団感染が発生した例も忘れずに

 マスク着用の場面についても問題があるという。

「タクシー内ではマスクを外していい、という言い方ではダメだと思います。新型コロナ対策は感染経路が似ている結核対策と同じで、基本は風上に立つ人が安全です。ですから、運転手さんの足元から車の後部に向かって送風するようにして空気の流れをつくり、後部座席の窓を少しだけ開けておくことが大切だと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも