著者のコラム一覧
東敬一朗石川県・金沢市「浅ノ川総合病院」薬剤部主任。薬剤師

1976年、愛知県生まれの三重県育ち。摂南大学卒。金沢大学大学院修了。薬学博士。日本リハビリテーション栄養学会理事。日本臨床栄養代謝学会代議員。栄養サポートチーム専門療法士、老年薬学指導薬剤師など、栄養や高齢者の薬物療法に関する専門資格を取得。

ステロイドにさまざまな数多くの副作用があるのはどうしてなのか

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 ステロイドは体のさまざまな部分に作用します。骨も例外ではなく、骨形成(骨を作ること)を低下させ、骨吸収(骨が分解されること)を増加させ、その結果、副作用として「骨粗しょう症」が起こることがあります。特に閉経後の高齢女性でリスクが高いのですが、ステロイドの使用が長期間になると男性でも起こることがあります。そのため、必要に応じて骨粗しょう症のクスリが併用されます。

 また前回は「ステロイドに免疫抑制作用がある」ことをお伝えしました。本来、免疫は体を細菌などから防御するための重要なものです。そのため、ステロイドを使用していると感染しやすくなる場合があります。また、感染したときに治りにくくなるケースもあるため、いかに感染をしないようにするかが重要となります。こまめにうがいや手洗いをして、感染予防に努めましょう。

 ほかにも「胃潰瘍」などたくさんの副作用がありますが、ステロイドの副作用対策の基本は減量・中止となります。しかし、減量・中止にもリスクがあるのです。次回、詳しくお話しします。

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