性感染症専門医が語る「サル痘」が日本で急拡大する裏事情…2023年に入り100人突破

公開日: 更新日:

 気になるのは昨年までは海外渡航歴ありの患者の病気だと思われてきたサル痘が、患者の大多数が渡航歴なしになっていることだ。しかも、当初は性的接触を介した男性同性愛者の病気と報じられていたが、いまはそれ以外の感染が相次いで報告されている。複数の男性と性交渉のあった30代女性や、初対面の女性と関係をもった40代男性らの感染報告もある。海外メディアによると、性的接触のないガソリンスタンドのレジ係の女性が感染したとの報道もあり、米国のカリフォルニア州では家庭内感染で小児が感染した例もある。性的接触がなくても感染者がいれば感染する可能性がある。

「心配なのはサル痘の症状を一般の人がほとんど知らず、単なる皮膚病だと勘違いして皮膚科に通い、2次感染を引き起こすリスクが高いことです。皮膚科医にしても最初から疑ってかからないとサル痘を見つけるのは難しい。東京や大阪での感染報告例が多いのは、大都市圏では急増する梅毒を背景に性感染症に対する情報に敏感な人が多く、性的接触などで感染するサル痘についても積極的に相談や検査する人が多いからかもしれません。その意味では、報告数以上に感染が拡大していてもおかしくありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網