白血病と闘うフリーアナの小澤由実さん「あと数か月放置していたら…」

公開日: 更新日:

 幸いだったのは、この寛解導入療法が終わったときに骨髄検査とMRD(微小残存病変)検査の両方が陰性判定だったことです。

 もし、どちらかが陽性なら骨髄移植に向けた治療が必要になると聞きました。でもおかげさまで、私はこの時点で「寛解」となったのです。

■来年5月まで抗がん剤治療が続く

 さらにここから入退院を繰り返しながら5カ月かけて「地固め療法」をしました。1カ月1コースで、薬を替えながら全5コース行う化学療法です。1コース終わるごとに骨髄検査をし、異常がないかを調べながら、5コース終わるといよいよ「維持療法」になります。現在、私はこの段階です。

 抗がん剤を毎日内服するとともに、月1回通院して点滴で抗がん剤を打っていまして、これが来年の5月まで続く予定です。現状は手のひらと足の裏に少ししびれがある程度で生活に支障はありません。

 治療が順調な秘訣のひとつは、入院中も食べることと院内散歩を心がけたことだと思っています。正直、ムカムカして食べたくないときもあったけれど、必死で食べました。おかげさまで後半は太っちゃったんです(笑)。まめに歩くことを意識して、なるべく体力が落ちないように気を付けていました。うがいを1日10回くらいして、口内炎ができなかったことも十分に食事ができた要因だと思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった