子供がしっかり食べているはずが栄養不足? 朝食に「グラノーラ」プラスオンで早起き&快便

公開日: 更新日:

「朝、なかなか起きられない」「便通が悪くいつもつらそう」──。夏休み中の子供たちの態度に手を焼いている人は多いのではないか。「こんな状況で学校が始まったらどうなるのかしら。不登校にでもなったら大変」と密かに心配している親も少なくないはずだ。

 多くの人はその原因は怠惰な生活リズムや睡眠にあると考えがちだ。しかし、じつはその大本の原因はそれらと密接に関係する食事にある可能性がある。大人は子供たちにしっかり食べさせているつもりでもバランスの良い栄養が取りきれずに、必要な栄養素が取れていないかもしれないのだ。愛国学園短期大学家政科の古谷彰子准教授に話を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 飽食の時代に栄養不足などありえない。そう考える人も多いはずだ。たしかに今の日本では食料が余っていて、年間に消費する食料の約2割を廃棄しているといわれる。

 しかし、おいしいものがいくらでも食べられるようになったとはいえ、食の西洋化や製品化により、食物繊維や一部のビタミンやミネラル、ポリフェノールなど、魚や野菜を中心とした伝統的な食事であれば自然に取れていた栄養素が不足しがちであることは否定できない。

 実際、いま問題視されている新型栄養障害の原因は、極端に偏った食事による栄養素の不足にあることから、エネルギーがしっかり足りている状態であっても起こりうる。

「問題は若い世代、とくに子供たちの朝食です。朝食は一日の食事の中で最も重要な食事でありながら、農水省の調査では朝食を抜くことがあるという小学生は4.6%、中学生は6.9%もいて、毎日朝食を取る場合でも栄養の偏りが見られることが報告されています。ほかにも食物繊維やビタミン、カリウムなどが不足しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情