著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【心電図検査】計測時間が短く不整脈が見つけづらい

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 また結果の判定にも問題があります。健診の心電図は、コンピューターによる自動判定になっていますが、見逃しを減らすために判定基準を厳しく設定しています。そのため「異常」と判定される人がかなり多いのです。40歳以上の特定健診では、男性の約35%、女性の約29%に達しています。とくに65歳以上の男性では60%以上が異常と判定されているのです。

 ただし健診結果を見ると、大半の人は「経過観察」となっています。健診の最後に行われる診察で、医師が問診票をチェックし、聴診器を当て、心電図と見比べて、とくに問題なければ「経過観察」とするのです。「要精密検査」の割合までは分かりませんが、かなり少ないといわれています。

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