インフル患者が急増…重症肺炎を避けるため肺炎球菌ワクチンを今すぐ打つべき

公開日: 更新日:

■65歳が定期接種の対象

 どう予防すればいいのか?

 コロナの時と同様、細菌やウイルスが体に入り込まないようにする。マスク、手洗い、うがい、口腔ケアが大切だ。規則正しい生活、禁煙、持病の治療も徹底したい。特に喫煙は、明確に肺炎を増やす。

「そして、何といってもワクチン接種が重要です。ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐ、が世界の共通認識です」(永井医師)

 肺炎球菌ワクチンに関しては、65歳が定期接種の対象(60歳から65歳未満でも条件に該当すれば対象になる)。

 さらに経過措置として2019~23年の間、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の人も定期接種の対象。

 ただ、経過措置は今年度で終了予定で、来年度から65歳以上は定期接種の対象ではなくなる可能性がある。

 定期接種でなければ、自己負担での接種となる。

「私はまだ元気なのでワクチンは打ちません、という人がかなりいます。しかし65歳以上から肺炎が増えるので、ぜひ積極的にワクチン接種を検討してほしい」(永井医師)

 なお、前回打ってから5年以上経っている人は、抗体が落ちているので、再度打ったほうがいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い