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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

抗がん剤の再開を目指し在宅医療を開始…6日で歩けるように

公開日: 更新日:

 病院と違い、好きなものを食べられるため、患者さんが抱えるストレスはずいぶんと軽減されているご様子。

「抗がん剤は?」(私)

「これから検査して決めるところです」(娘)

 ご家族はリハビリで自力歩行ができるようになれば、抗がん剤治療を再開できるのでは、と期待しています。

 ご本人の努力の甲斐があって、リハビリ6日後には歩けるようになり、全介助だった頃とは違い1人で起きてトイレにも行けるようになりました。

「歩けないのは、横になっている時間が長かったから?」(私)

「そうです」(娘)

「ではおうちでもしっかりリハビリしましょう」(私)

「血栓があるので、血液をサラサラにする薬を飲んでいます。これからも飲んだ方がいい?」(娘)

「それはまた通院先の先生と相談になると思います。何を優先にしていくかということだと思います。静脈血栓があれば飲んでいた方がいいかと思います」(私)

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