著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

慢性腎臓病の50歳男性「墓参りで死んだ両親に会ってきた。早くそっちに行きたい」

公開日: 更新日:

「ばい菌が入ったら最悪足を切らなきゃいけないって言われたんだよね」

 形成外科病院に通院しながら、私たちのところで在宅医療を開始された50歳になる1人暮らしの患者さんがいました。

 その方は糖尿病、壊死性腸炎、慢性腎臓病を患っていました。慢性腎臓病は、6段階あるステージのうち、最も病状の重いG5D。

 もともと実家が地方の旧家で地主という裕福な生まれの方で、後に料理人になってからも飲食店を3軒も経営されていましたが、すでに居抜きで人に譲り渡し、病気療養をされていたのでした。

「ご実家はどうでしたか?」(私)

「楽しかった。帰った時に血糖値がめっちゃよかったよ」(患者)

「今日疲れてます?」(私)

「700キロの移動は疲れるね」(患者)

「みんなと会えた?」(私)

「お墓参りで死んだ両親に会ってきましたよ。早くそっち行きたいっていって」(患者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰