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清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

片頭痛がある人は脳に負担をかけないよう生活習慣を変えていく

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 ですから頭痛持ちの人には、東向きや北向きの物件を選ぶことをおすすめしています。

 また、室内の照明も重要なポイントです。できれば蛍光灯は避けたほうが無難。なぜならば、蛍光灯の光は一定の周波数で振動しているから。この微妙な振動、通常ならば頭痛のない方は気にならないことが多いのですが、頭痛持ちの人の敏感な脳はこれを読み取ってしまう。結果、頭痛を引き起こす引き金となることがあるのです。

 家の照明が備え付けの蛍光灯で替えることができないという場合は、それを使用せずに、白熱灯を使った間接照明をいくつか点灯して夜を過ごすというのはどうでしょう? ひと昔前に比べ、スタンドタイプの間接照明の価格はかなり下がり、比較的手が届きやすくなったように思います。検討してみるのもいいかもしれません。

 頭痛持ちの人は「まぶしい光を遮らないと」と遮光効果の高いカーテンを選びがちです。たしかに朝方の強い日差しを遮るという点ではいいのですが、朝起きたら皆さん必ずカーテンをシャーッと開けますよね?そのとき、長く真っ暗な部屋にいて光に慣れてない目から光が一気に差し込み、その情報が瞬時に後頭葉の視覚野に伝播し、一瞬にして大脳全体が興奮してしまいます。

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