著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

【感染予防】アフターコロナだからこそ正しいマスク装着とアルコール消毒を見直す

公開日: 更新日:

 最近、「アフターコロナ」という言葉をよく聞くようになりました。たしかに、新型コロナ感染症はずいぶん落ち着いてきたようにも思います。今回は新型コロナとともに一般化した「マスク」や「アルコール消毒」についてお話しします。

 じつはこれらも含めて感染予防に有効な多くの方法は、新型コロナが流行するずいぶん前から知られていたことですし、コロナによって特別方法が変わったわけでもありません。私も消毒用アルコールは、新型コロナ流行前からずっと携帯して使用していました。多くの方がやっていなかっただけなのです。ただし、マスクにしても消毒用アルコールにしても、正しい方法で正しく実施しないとコロナに限らず感染予防の意味をなさないこともあります。

 マスクから鼻が出た状態のいわゆる「鼻出しマスク」や、口も鼻も出た「顎マスク」などは感染を広げるリスクがあるため避けるべきです。顎マスクは一時的にマスクを顎までずらして装着している状態なので、ウイルスが顎に付着していた場合は、マスクの移動によってウイルスをマスクの内側に付着させてしまうことも考えられます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!