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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

ワンランク上の健診「脳ドック」(3)MRAで狭窄と動脈瘤を見つける

公開日: 更新日:

直径:破裂率(1年当たり)
3~4ミリ:0.14~0.90%
5~6ミリ:0.31~1.37%
7~9ミリ:0.97~3.19%
10~24ミリ:1.07~6.94%
25ミリ以上:10.61%以上

 だいたい10ミリ以上のものが見つかったら、動脈瘤を塞ぐカテーテル手術などを勧められるはずです。

 MRAでは、ほかに脳血管の「狭窄」をチェックすることができます。狭窄とは、動脈硬化で血管の内側にコレステロールなどがこびりつき、部分的に狭くなった状態のことです。他所でできた細かい血栓が詰まりやすいため、脳梗塞のリスクが上がります。

 とくに比較的太い血管に狭窄ができると、その先の血流が不足するため、頭の働きが悪くなったり、脳梗塞と同様の症状が出たり(閉塞性脳血管障害)することもあります。

(永田宏・長浜バイオ大学メディカルバイオサイエンス学科教授)

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