日本人の6割が保有…しつこい口唇ヘルペスは新たな「PIT療法」で撃退できる

公開日: 更新日:

「とにかくウイルスの増殖が起きる前に飲むのが大切です。なるべく早く、初期症状を感じてから6時間以内の服用が望ましい。つまり、アメナメビルにしてもファムシクロビルにしても、常に持ち歩く必要があるため、PITの恩恵が大きいのは頻繁に再発する人ということになります。薬の使用期限や保管状態もあわせて考えると、数年に一度程度のペースで発症するといった人にとっては、PITはあまり意味がありません。ただ、PITがうまく効果を発揮すれば、皮疹が出なかったり、軽く抑えることができます。大きな副作用があるような薬ではないので、たとえ“フライング”でも、メリットの方が大きいといえます」

 既往症や常用している薬によっては処方できない場合もある。また、都道府県によって異なるが原則的に月に1回しか処方できない。ちなみに、性器ヘルペスも口唇ヘルペスと同じ単純ヘルペスなので、まったく同じPIT療法が可能だ。悩んでいる方は知っておきたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった