佐藤弘道さんは下半身麻痺で活動停止…「脊髄梗塞」はどんな病気?

公開日: 更新日:

 今月13日、“ひろみちお兄さん”の愛称で知られるタレントの佐藤弘道さん(55)が、「脊髄梗塞」によって下半身麻痺となり、活動を休止することが発表された。一体どういう病気なのか? 循環器専門医で東邦大学名誉教授の東丸貴信氏に解説してもらった。

  ◇  ◇  ◇

「梗塞とは、血管が血栓で詰まることにより臓器に血液が行き渡らなくなることを指します。脳血管や頚動脈が詰まれば脳梗塞、冠動脈だと心筋梗塞になりますが、何らかの原因で脊髄の動脈が詰まると、『脊髄梗塞』を起こすのです。脳梗塞や心筋梗塞同様に、ある日突然発症します」

 発症直後に起こる主な症状は、突然の背中の痛み、両足の脱力感や麻痺、感覚障害が一般的だ。

 温かさや冷感、痛みといった温痛感覚が鈍くなりやすい一方で、触覚や振動覚、自分の足がどこにあるか認識する位置覚は比較的障害されにくいという。

 ほかにも排尿や排便を自己コントロールできなくなる膀胱直腸障害を引き起こすケースも少なくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール