乳がんとお金(3)抗がん剤の有効性を調べる遺伝子検査で13万円

公開日: 更新日:

 定価四十数万円の高額な検査であるものの、幸いなことに2023年9月から保険適用になっており、3割負担で13万500円。高額医療費の対象なので実質負担はかなり抑えられる。この検査の結果が出るまで約1カ月。だから次の受診日が少し先になったというわけ。

 この間、都内病院のがん相談センターに2度、民間が運営する相談センターに1度、足を運んだ。専門のカウンセラー(現役の看護師が多い)が不安や悩みを聞いてくれる。いずれも何度通っても無料である。

 自分はどう治療していきたいか、がんとどう向き合うべきかなど、人に話すと整理されることがある。悩んだら足を運んでみるといいと思う。友人でも知人でもない、病気についての専門家がなんでも聞いてくれるのは心の平穏につながった。

 ただし、人対人なので相性もある。

 最初に相談したところで「思っていたものと違った」と感じても、別のところではそうではない可能性がある。

 なお、担当医から指摘された「怪しい影」はがんではなかった。

(源祥子/フリーライター)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩