米国のノスタルジー・ブームは「心のサバイバル」…日本でも昭和が人気
                         ノスタルジーは日本語では「郷愁」と訳されます。アメリカでは今トレンドにもなっているノスタルジーが、実はメンタルにも良いことがわかってきました。
 2000年代はY2Kとも呼ばれていますが、アメリカでは今、1980〜90年代から2000年代のファッションや音楽が大ブームです。90年代のビッグアーティスト大集合の音楽フェスが人気を集め、ビンテージ・ファッションも売れています。中古の服はサステナブルという意味でも注目され、やはり過去へのノスタルジーの要素が強いと考えられています。
 過去を懐かしく感じるのは人間として当然です。ほとんどの大人は週に1度はこうした感情を抱くこともわかっています。
 しかし近年さらに着目されているのが、ノスタルジーのメンタルへの影響です。
 心理学者によれば、ノスタルジーは過去を「良いもの」としてポジティブに思い出すことで、現在と未来を楽観的に感じるのを助けてくれるといいます。
 また、オランダの医学誌エルゼビアの調査によれば、ノスタルジーを感じるのは、脅威や苦悩を経験した時だということもわかりました。
                    

                                    
                                        
















