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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

アメリカで水道水が危機に…半分近くから危険な化学物質が検出

公開日: 更新日:

 アメリカの水道水の45%に、基準値を超える危険な化学物質PFAS(ピーファス)が含まれていることがわかり、衝撃を与えています。EPAアメリカ環境保護庁が発表しました。



 有機フッ素化合物PFASは環境中で分解されず残り続けるため、「フォーエバー・ケミカル=永遠の化学物質」として知られています。体内にも蓄積し、肝臓や免疫系にダメージを与え、がんのリスクを増大させることがわかっています。

 厄介なことにPFASは熱や水、油や汚れに強く、非常に高い強度があるため、コーティング加工のフライパンから防水の服、食品包装、化粧品やシャンプー、おもちゃなど、あらゆる日用品に含まれています。私たちの暮らしは、PFAS抜きでは成り立たないと言っても過言ではありません。 

 EPAは今回の発表と同時に、水道水中のPFASをほぼゼロに削減する規制を定めました。しかしそのためには、全米の水道システムで、炭素ろ過や逆浸透膜浄水システムを設置する必要があります。これがどのくらい速やかに実行されるのか、疑問の声も上がっています。

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