著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ピータン】体内の余分な熱を下げ、毒素を排出して炎症を鎮める

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 皮膚が、じゅくじゅくただれて痛む……。いったん皮膚が化膿すると、なかなか治りづらく不快なものです。

 化膿とは、傷口に異物や細菌が付着して炎症を起こし、赤く腫れて痛みがあり、膿が出る状態をいいます。傷だけではなく、接触性皮膚炎、汗疹(あせも)、湿疹、かぶれなどかゆみがある発疹、水泡ができる皮膚の疾患においても、化膿は引き起こされます。

 シニアでは、皮膚の乾燥によるかゆみから、その部分をかき壊すことが原因になる場合が多々見られます。また、「とびひ(伝染性膿痂疹)」から起きる場合もシニアに多い傾向があります。

 とびひは、皮膚の細菌感染症で、子供の集団感染で多い水ぶくれができる「水泡性膿痂疹」と、大人にも見られ、かさぶたができる「痂皮性膿痂疹」があります。痂皮性膿痂疹は、小さな赤い腫れから始まって膿みがたまった皮疹ができてかさぶたになり、押すと膿が出る疾患です。年齢が上がるにつれ、水泡性膿痂疹にかかるケースも見られます。

 いずれの疾患においても、シニアは皮膚のバリア機能が低下しているため、一度化膿すると悪化しやすく、治りづらい傾向があります。原因をはっきりさせて塗り薬などの治療を行うとともに、食事でのケアも行うと早期回復に役立ちます。

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