新型コロナと手足口病は減少傾向も…東京、大阪、神奈川で「結核」が目立つ

公開日: 更新日:

 国立感染症研究所が27日に公表した、感染症発生動向調査(IDWR)速報データ第33週(8月12日~18日)によると、「手足口病」の全国の定点把握報告件数は1万1314件で1医療機関当たりの件数は3.87件となった。前週ではそれぞれ2万3693件と7.89件、前々週は3万37件と9.57件だったことからピークは超えたと見て良さそうだ。

 「新型コロナ」は全国の定点把握報告件数が3万9295件で、1医療機関当たりの件数は8.5件となった。これは前週の4万9208件と10.48件、前々週の6万5699件と13.29件から右肩下がりになっていて、こちらも流行が収束に向かいつつある。

 気になるのは「結核」だ。新たに170件(同230件)が報告され、累計報告件数は9552件(同8732件)となった。前週の232件、前々週の242件よりも減っているが、昨年に比べて累計報告件数が上回っている。

 ちなみに結核の累計件数を都道府県別で見ると、1316件の東京(同1246件)、776件の大阪(同607件)、635件の神奈川(同581件)、621件の愛知(同627件)が目立つ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」