HPVワクチンを16歳~27歳女性が公費で打てるチャンスは残り半年

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「まだ余裕があるのでは?」と思うだろう。HPVワクチン(9価)は、1回目の接種を15歳になってから受ける場合、3回接種。2回目は1回目の2カ月後、3回目は1回目の6カ月後の接種となるので、接種完了まで6カ月間かかる。3回とも無料接種となると、9月中に1回目を打たなければならない。なお、9価ワクチンを自費で打つ場合、3回で約10万円かかる。

健康被害は大規模調査で否定

 もちろん、“タダだからHPVワクチンを”と言っているわけではない。HPVワクチンは、子宮頚がんの唯一の予防策。だからこそ、前向きに検討した方がいい。

「子宮頚がんは若い女性に多いがんで、20代から増え始めます。現在、毎年約1.1万人の女性が子宮頚がんにかかり、2900人が亡くなっているとのデータもあります。子宮頚がんの原因のHPVは性交渉で感染し、性交渉の経験がある女性の50~80%は感染しているとの報告がありますが、言い換えれば、HPVワクチンを最初の性交渉前に打てば、HPVの感染を回避でき、強力な予防策となります」(門間院長)

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