整形外科医が教える体メンテナンス(3)ロコモの予兆を見逃さない4つのサイン

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 日本の高齢化率は29.1%と、この30年でほぼ倍増しました(内閣府「高齢社会白書」)。それとともに要介護者の数も増え、700万人を超えています。

 一方、介護の担い手不足は年々深刻になっており、2年後の2026年には約25万人も不足するといわれています。将来、安心して介護を受けられる保証はどこにもないのです。

 介護不安が高まっている中、要介護にならず、できるだけ長く自立した生活を送るにはどうしたらいいのでしょうか。

「要介護になる理由の半数はロコモが原因です。要介護を予防するには、ロコモ対策が不可欠です」

 こう話すのは、整形外科専門医の加藤敦史氏(千葉白井病院整形外科・人工関節センター長)です。

 ロコモはロコモティブシンドロームの略で、運動器症候群ともいわれています。骨や関節、筋力が衰えたり、骨や関節を痛めたりして立ったり歩いたりすることが難しくなる状態をいいます。進行すると要介護リスクが高くなるといわれています。

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