整形外科医が教える体メンテナンス(1)変わってきた「慢性腰痛」の治療法

公開日: 更新日:

 9月後半まで続いた猛暑の影響で、何となく体の調子が悪いという人も多いかと思います。この時期の不調は「秋バテ」と言われていますが、年間を通して日本人の体の不調で多いのが腰痛肩こりです。

 厚労省の調査(令和4年国民生活基礎調査)では、有訴者率(病気やけがなどで自覚症状がある人)のトップが腰痛、2位が肩こりと上位を整形外科関係の不調が占めています。

 にもかかわらず「腰痛・肩こりは年のせいだから仕方ない」と、放置している人も多いのではないでしょうか。

 長年、腰痛・肩こりの患者を診てきた整形外科専門医の冲永修二氏(東京逓信病院整形外科)は「腰痛も肩こりも病名ではなく症状名。原因はさまざまなので、まずは原因を見つけ、それに応じた対処をすることが重要です」といいます。

 腰痛の原因には、椎間板ヘルニアや変形性腰痛症といった整形外科の病気の他に腎臓や子宮など内臓の病気や心因性のもの、まれですががんの転移や大動脈解離など命にかかわる病気が隠れていることもあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明