整形外科医が教える体メンテナンス(2)肩こりはマッサージでは治らない

公開日: 更新日:

 デジタル社会につきものの肩こりは、中高年だけでなく20代、30代でも7割以上が経験しているといわれています(日本リカバリー協会2021年調査)。

 腰痛と同様、肩こりの原因もさまざまで、病気が原因の肩こりと病気ではないものとに分けられます。

「肩こりの大部分は検査をしても病気が見つからない肩こりです。病気が原因のものには頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症といった整形外科の病気、さらには心筋梗塞脳梗塞、肝臓、胆のうなど内臓の病気があります。なお、中高年に多い五十肩(肩関節周囲炎)は、肩こりと混同されやすいのですが、痛みだけでなく手を上げにくくなるのが特徴で、肩関節の病気によるものです」

 整形外科専門医の冲永修二氏(東京逓信病院整形外科)はこう話します。

 病気ではない肩こりは、頭と肩をつなぐ筋肉の緊張、疲労、循環障害によって起こると考えられており、運動不足や加齢による筋力の衰え、ストレス、目のトラブル、高血圧糖尿病などがあると起こりやすくなるそうです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも