著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ジンジャーエール】妊娠中のつわりや関節炎の痛みを緩和し消化を助けてくれる

公開日: 更新日:

 さらにショウガ抽出物を使用した研究では、慢性の関節炎患者において、痛みや腫れの軽減が見られるとされています。その他にもショウガにはポリフェノール類が含まれ、細胞を酸化から守る抗酸化作用があることが知られています。抗酸化作用は、体内のフリーラジカルを中和し、細胞ダメージの抑制に役立つと考えられています。

 残念ながらこれらの健康効果がすべて市販のジンジャーエールに当てはまるかどうかの研究は未だなされていませんが、ショウガの量が少ない場合は効果が薄れることも考えられます。また、その代わりに糖分が多く含まれているものもあるため、飲みすぎは糖分の過剰摂取につながる可能性があります。

 糖分控えめや無糖のジンジャーエール、あるいは自家製のものを選ぶと、ショウガ本来の風味と健康効果をより享受できるかもしれません。ショウガの健康効果をより取り入れたい場合は、すりおろしやスライスのショウガをプラスしてみるのも良いかもしれませんね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった