梅毒の新規感染報告件数…山梨が加わって8県が昨年の累積数を上回る

公開日: 更新日:

 国立感染症研究所は26日、感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データ第46週(11月11日~11月17日)を発表した。

 梅毒の新規感染報告件数は新たに204件が加わり、年初からの累計数は1万2904件となった。現在の方式で統計を取り始めて以来、過去最多を記録した前年同期の累計数1万3251件に比べて、マイナス347件となった。

 この数字は第42週マイナス474件、第43週マイナス420件、第44週マイナス386件、第45週マイナス356件と推移している。この数字が前週より「悪化」は20府県、「変わらず」が9県、「改善」が18都道府県だった。

 ちなみに第46週時点で過去最多の昨年を上回ったのは22都府県で、下回ったのは24道府県、変化なしは1県。上回った件数が目立つのは、神奈川、岡山など。下回りが顕著だったのは北海道、福岡、大阪、広島などだった。

 なお、第46週時点で昨年1年間の累積件数を上回ったのは、秋田、神奈川、富山、石川、鳥取、島根、大分、新たに山梨が加わり8県となった。性感染症の専門医で「プライベートケアクリニック東京」新宿院の尾上泰彦院長が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?