(15)情報を求め、認知症関連の書籍を読み漁った

公開日: 更新日:

 認知症になった母との向き合い方や今後の医療的なケアについて調べていた私は、「親の老いが気になり始めた時から介護が始まる」という一文に出合い、介護が始まったのだということが初めてわかり衝撃を受けた。

 ネット上に介護についての情報や体験談が多くあることを確認し、次に探したのは書籍だ。「認知症」「介護」と名のつく書籍やムックで、自分の知りたい情報が書いてありそうなもの、共感できそうな内容のものを買っては読み込んだ。

 学術書を除くと、書籍には3通りある。親が認知症と気づいてから亡くなるまでにするべきこと、知っておくとよいことをまとめた「ハウツー本」。個人の体験談をつづった「体験記」。雑誌などの特集をまとめた「ムック」だ。

 このうちハウツー本は、数年で内容が古びていることがわかった。病気への知見や法制度などが、年単位で変わっているからだ。ハウツーが必要な場合は出版年度を調べ、できるだけ新しい本を選び、内容についての最新情報は関連機関のウェブサイトなどでしっかり再確認するということが必要になってくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  3. 3

    「おむすび」は朝ドラ歴代ワースト視聴率濃厚…NHKは橋本環奈で何を見誤ったのか?

  4. 4

    “レジェンドアナ”近藤サトが明かしたフジテレビアナウンス室の実態

  5. 5

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  1. 6

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  2. 7

    テレ朝の名物社員「ナスD」パワハラ&経費不適切使用→懲戒処分が示したテレビのヤバイ昭和体質

  3. 8

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 9

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  5. 10

    兵庫県パワハラ知事は第三者委の「違法」指摘にも居直り反省ゼロ…維新・吉村代表に問われる「製造責任」