(14)ああ、私は「介護者」になったのだ…この気づきが生活を一変させた

公開日: 更新日:

 母の認知症専門医院への診察が近づいてきたが、コロナ禍で熊本の実家に行くこともできず、東京で罪悪感に追い詰められた私。せめて自分のできることとして認知症について調べ始めた。しかし、検索してもなかなか自分に必要なリアルな情報は得られなかった。

 すぐに、私はある単語に戸惑った。それは「介護」という言葉だ。親が認知症になったというかすかな自覚はあるものの、この時の私にはまだ、自分が「介護者」になったという自覚はまるでなかったのだ。

 しかし、認知症について調べると、介護という言葉は必ずセットになって出てくる。そこで私は覚悟を決めて「介護」で検索を始めてみた。そうしたら、情報が出てくること、出てくること!世の中にはこんなにも介護する人、される人がいるのだということを初めて知ったのだった。

 恥ずかしながら、介護保険についての意味も初めて知り、自分が介護保険料を支払ってきたということもここで改めて自覚した。要介護認定を受けなければ介護保険によるサービスを受けられないことや、制度が複雑で年単位で細かく変わっていることもわかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意