「死んだ」と思って18時間…川合俊一さんポリープ手術で壮絶体験

公開日: 更新日:

 さらに恐怖に追い打ちをかけたのは指につけたパルスオキシメーターの警告音。呼吸しないと血中酸素濃度が下がってピーピー鳴るのです。看護師さんには、「ずっと自発呼吸をしていなかったため、脳が呼吸をすることを忘れているから、しばらくは常に呼吸を意識してください」と言われました。呼吸なんて自然にするもので、意識してするものじゃないでしょう? でも、ちょっと考え事をしていると呼吸することを忘れちゃう自分がいました。

 数時間で元に戻る人もいれば、何十時間かかる人もいると聞いて、また怖くなりました。だって、寝ている間に呼吸が止まったら死んじゃうじゃないですか。おかげさまで死にませんでしたが、3日間ぐらいは声出し禁止でしたし、脳のやる気も戻ってこないままでした。

 それでも、数日後にはバレーボール教室の予定があって、前日に打ち合わせと会食に参加しなければなりませんでした。その席でお酒を勧められても、「そんな気分じゃないんです」と事情を話してお断りしていました。でも、「何言ってるの、飲んじゃえばいいじゃん」と励まされて、最後には「そうですか?」と折れて飲んだら、すっかり元気になったのです(笑)。あの時ばかりは、お酒が飲めてよかったと思いました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か