著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

音楽を聴きながら計算するとパフォーマンスがアップする

公開日: 更新日:

 運転中に音楽を聴くと気分が良くなる──。この意見に賛同する方は多いのではないでしょうか。音楽を聴くと脳の快楽回路、すなわち報酬系の働きが活発になるため気分が上がると言われています。

 実際に、モーツァルトの音楽を聴くことで心身に影響を与え、脳の活性化や仕事の効率を上げると期待される現象に「モーツァルト効果」と呼ばれるものがあります。

 1993年にカリフォルニア大学アーバイン校の研究者らによって学術的に注目されるようになると、99年にはハーバード大学が他の音楽でも同様の脳の活性化効果が得られると発表しました。

 こうした効果を期待して98年、総合印刷業を経営する東京印刷は24時間モーツァルトの音楽を流す試みを始めたところ、実際に損失金額の減少や売上高の上昇、印刷ミスの減少などの効果をもたらしたと報告しています。導入後1年で、印刷ミスがなんと前年比7分の1に激減したとも。音楽がもたらす効果は計り知れないと言えるでしょう。

 音楽を取り入れるとパフォーマンスが上がる。この作用は仕事だけではなく、勉強にも応用ができそうです。イタリア・ミラノにあるビコッカ大学のプロバービオらは、音楽が被験者の計算能力にどのような影響を与えるかを調査(2018年)しています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?