著者のコラム一覧
朝倉博孝埼玉医科大教授

泌尿器科専門医、共著・論文に「夜間頻尿診療ガイドライン」「過活動膀胱診療ガイドライン」など。

(2)加齢とともに増える「尿失禁」は高齢でも治療で改善できる

公開日: 更新日:

 なお、出産後に起こる一過性の腹圧性尿失禁であれば、インターネットやアプリで閲覧できる手軽な方法でもいいかもしれません。

 保存療法を数カ月行っても改善しない場合は、中部尿道スリング手術を行います。

 これは、ぐらぐらする尿道をテープで支えて動かなくする手術で、小さな切開ですむ安全な手術です。また、子宮や膀胱などが膣の外に出る骨盤臓器脱が原因の場合は、臓器脱を治す手術を行う必要があります。

 一方、男性で重症の場合には、人工括約筋埋め込み術(尿道の周りにシリコーン製のチューブを巻き付ける手術)を行います。

 尿失禁は高齢でも治療で改善できます。悩んでいないで泌尿器科専門医にご相談ください。 

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