著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

新型コロナウイルスの陰謀論を信じる人の特徴は? 日本での研究結果が

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスのパンデミックは、感染症の脅威だけでなく、陰謀論の拡散という問題も引き起こしました。陰謀論とは、重要な出来事や社会現象について、ある特定の権力者が秘密裏に悪意を持って実行しているという理論です。

 例えば、「新型コロナウイルスは実験室で作られた生物兵器だ」といった説が挙げられます。

 欧米で行われた研究によれば、教育水準や所得水準が低いほど、陰謀論を強く信じる傾向が示されていました。しかし、日本人を対象とした研究は限られていました。そのような中、日本における陰謀論の特徴を検討した研究論文が、プロスワンという科学誌に、2024年12月30日付で掲載されました。

 この研究では、16~81歳の日本人2万8175人が対象となりました。研究参加者に対してアンケート調査を行い、新型コロナウイルスに関する陰謀論の信念を、「強く同意する」から「全く同意しない」まで、5段階で評価しています。また、「強く同意する」および「やや同意する」と回答した人を、陰謀論を信じていると定義し、その信念形成に影響を与える要因が分析されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後