著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

(3)「GPS機能付き」はアウトドアに最適…ウオーキングでは平均1400歩増加

公開日: 更新日:

 スマートウオッチがフィットネスに効果的であることは、数多くの研究から明らかになっています。たとえばスマートウオッチを着けてウオーキングをすると、着けないときと比べて、歩数が平均で1400歩も増えるという研究がありますし、体を動かす時間が1日あたり40分増えるという研究もあります。またフィットネスの日数が、長続きする傾向も見られるといいます。毎日の歩数、走行距離、活動量(消費カロリー)などが数字として「見える化」できることが大きいのです。

 ただし生活習慣病などの予防については、研究途上です。血圧、コレステロール、血糖値などへの影響は、まだ十分に分かっていません。とはいえ歩数や消費カロリーが増えるのですから、年単位で見ていけば、かなりの違いが出てくるはずです。

 最近のスマートウオッチは、GPS機能付きが増えてきています。位置情報を取得・記録できるので、スマホの専用地図アプリと連動させて、ウオーキングやジョギングやサイクリングのルートを確認したり、ラップを表示したりできます。それによって、さらにフィットネス効果を高めることができるはずです。

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