著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

(3)「GPS機能付き」はアウトドアに最適…ウオーキングでは平均1400歩増加

公開日: 更新日:

 GPSに関しては、その精度が気になるところです。GPSでは、地球の周回軌道を回る複数の衛星からの電波を受信し、自分の位置を計算しています。しかし都心などでは衛星が建物の陰に隠れてしまうため、十分な精度が出ないことがあります(誤差10~30メートル程度)。

 さらに、電波を受信する周期も問題になります。一般的なスマホは、1秒に1回の割合で、衛星からの電波を受信(つまり自分の位置を確認)しています。しかし安いウオッチでは、30秒に1回というものもあり、ジョギングやサイクリングでは、かなりの誤差が生じてしまうことがあります。これでは後から地図でルートを振り返ろうとしても、ちょっとガッカリな結果になってしまうかもしれません。

 上位機種のなかには誤差の小さい「高精度2周波GPS」を搭載したものがあります。登山やハイキングに適しており、行きのルートを正確に記録して、帰りに同じルートをナビしてくれるなど、面白い機能を持っています。

 さらに「RTK-GPS」と呼ばれる最新技術を載せたウオッチが出始めました。街中でも誤差数センチと言われており、グリーンまでの距離が正確に分かるため、ゴルフにも適しています。 =つづく

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