著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

春から始めたい実家の熱中症対策(2)リモコンの使い方を理解できているか?

公開日: 更新日:

 エアコン本体に問題がなければ、適切に使用してもらうための目安となる大きめの室内用温湿度計を準備しよう。夏の室温は28度、湿度50~60%あたりを目安にすると体に負担がかかりにくいので、視覚で冷房運転の目安を理解してもらうためだ。候補が多く迷ったときは、数値の見やすさを重視するのがいいだろう。

 なお、最近は熱中症の危険度を「暑さ指数(WBGT)」で表示する熱中症計もあるが、この指針が21未満(ほぼ安全)、~25未満(注意)、~28未満(警戒)、~31未満(厳重警戒)、~31以上(危険)といった分類になり、気温と間違えやすく高齢者は戸惑う可能性が高い。積極的に準備する必要はないだろう。

 どうしても気になるという方は環境省の「熱中症予防情報サイト」でネット検索すると、日本各地の熱中症警戒アラートなどの情報が1日3回更新されている。これを活用し、親と連絡を取り合うのはいかがだろう?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます