著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

家の中をチェック…冷蔵庫に賞味期限切れの食品がたまっていないか

公開日: 更新日:

 離れて暮らす親の健康問題をチェックすることは難しい。年を重ねるごとに「元気かい?」「あぁ、元気だよ」なんてやりとりだけで安心できないことは、多くの介護経験者がうなずくはず。では、何をもとに判断するべきか。

 私の母の場合、80歳を過ぎた頃からそれまで日常的に使っていた携帯電話の扱いが怪しくなっていた。たとえば、こちらから電話をしてもなかなか出ない→いつもどこかに放置していた。いつかけても電波が届かないか電源が入っていない→充電していない。変な時間に突然電話がかかってくる→使い方がわからなくなりいじっているうちに通話になるなど。

 一度歯車が狂いだすと、いくら教え直しても覚えることはなく、同じ間違いを何度も繰り返した。こちらから電話を何度かけてもつながらず、仕方なく車で1時間かけて実家に様子を見に行くことが増え、便利な機械も心配の種になってしまった。

 もっと昔から使っていた電子レンジでも同じことがあった。温めたいものを皿に盛り、自動ボタンを押すだけの簡単操作ができないのだ。目立つよう使い方を紙に書いて貼っても、うまくできない。そのうち、温めるのが面倒になったのか、冷凍食品をそのまま自然解凍して食べていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった