著者のコラム一覧
永尾光一一般社団法人日本精索静脈瘤協会代表理事、医療法人社団マイクロ会理事長、 銀座リプロ外科院長、東邦大学名誉教授

1960年生まれ。埼玉県出身。昭和大学で形成外科学を8年間専攻後、東邦大学で泌尿器科学を専攻。東邦大医学部泌尿器科学講座教授、医学博士・泌尿器科専門医、男性不妊治療・精索静脈瘤手術の第一人者。 一般社団法人日本精索静脈瘤協会・医療法人社団マイクロ会理事長。

6年間の不妊治療の後、泌尿器科で発覚した意外な原因…男性不妊の4割「精索静脈瘤」とは

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 夫婦は共働きでフルタイムで仕事していました。長期間の不妊治療が続いて精神的にも妊娠に対するモチベーションが下がっていた時期であったため、精索静脈瘤の診断後、すぐに手術し、術後2カ月で自然妊娠し男児が誕生しています。

 診療の現場では、婦人科で「精子の数が少ないため顕微授精しかない」と説明された後、泌尿器科で触診とエコー検査により精索静脈瘤が見つかり、手術によって自然妊娠が可能になった例は少なくありません。具体的に言うと、元気な精子数を示す総運動精子数が手術前と比べて手術後3カ月で1244倍に増加し、自然妊娠が可能なレベルに達したケースもあるのです。この患者さんの場合は術後6カ月で、奥さんが自然妊娠しています。

 不妊に向き合う際、最初の一歩として「男性も検査を受ける」という選択肢があることを知っておきましょう。不妊原因のひとつである精索静脈瘤の治療は決して特別な例ではありません。

  ◇  ◇  ◇

 男性不妊の問題点は【関連記事】からもご覧になれます。

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