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西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

親のパンツがおむつになる覚悟…大人のおむつについて真剣に考える

公開日: 更新日:

 父親と息子、娘。母親と娘、息子。組み合わせによりさらに難しさが増す。そもそも相手は大人なのだから、赤ちゃんなら簡単にできていた体位変換だって体力がいる。使用するおむつの装着手順や大きさも違う。いったいどうすればよいのか戸惑ってしまう。交換される方も自分の排泄物を人に処理されることの「精神的負担」がとても強い。慣れるまで相当の時間を要する。

 あるメーカーの調査によると、大人用おむつの使用率はまだ5%前後だという。一方、特養などの介護施設での使用率は80%前後とのデータがある。介護を必要とするかどうか、介護を提供する側のマンパワーの問題があるにしても、高齢の親がいつかおむつの世話になる確率は高いと考えておくべきだろう。

 そんな時に慌てふためかないよう、一度は大人のおむつについて真剣に考える機会を持つことを推奨したい。その種類やはかせ方により快適度が格段に違うし「おむつなんてどれも同じ」ではないからだ。次回はそのあたりについて深掘りしよう。

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