「熱中症」で家族が倒れた…すぐに実行するべきポイント

公開日: 更新日:

 熱中症で真水だけを大量に飲むと、過度の水分摂取で生じる中毒症状(水中毒)を起こす恐れがある。体液が薄まり、体液の塩分濃度も薄まり、意識がもうろうとしたり、けいれんを起こしたりする。重症化すると、浮腫、肺水腫、心不全を起こし、命にかかわるので要注意だ。

 経口補水液の飲み方はどうすればいいのか?

「摂取開始時は、成人で500ミリリットル、子どもで300ミリリットルを目安にし、できるだけ早く飲ませるようにしてください。その後は、成人500ミリリットル、子ども300ミリリットルをゆっくりと飲ませます。最初は早く、その後はゆっくり、というのは、まずは熱中症の脱水症状をできるだけ早く改善し、その後は体内へ水分を染み込ませるようにするためです。一気に飲んでしまうと、尿として排出されてしまいます」

 熱中症の症状が消えれば、普通の水分、食事を取っていい。症状が消えたのに、経口補水液を飲み続けるのはNGだ。

「塩分が多く含まれているので、むやみに飲み続けると高ナトリウム血症を招いてしまいます」

 暑い夏を無事に乗り越えよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択