信用できない病院から退院したい…どうすればいい?
「うちで手術を受けないならもう知らない、一生診てやらないから。家族も親戚も!」
こんなことを言われても脱出してきた患者さんがたくさんいました。病院選びに選択肢のない地方の病院では、こんなことは頻繁に起こっているようです。
手術は病院のドル箱です。「お客が逃げる、こりゃまずい」という単なるショーバイ上の理由もあるでしょうが、ほかにも理由はあります。
それは、患者がよその病院に逃げた場合、今までの自分たちのデタラメ治療がよその病院にバレてしまう、という心配です。つまり「証拠隠滅」のために転院させないのです。
感染性心膜炎で整形外科の病院から運ばれてきた患者さんがいました。発熱して3日間、的外れの抗生剤が投与され、その後、高熱が出たまま2週間放置された患者さんです。お父さんがお医者さんだったので聴診器を当てたらヒドい心雑音だったそうです。すったもんだして脱出。でも、その病院の医者にも驚きの言い分がありました。
「えっ! そんな患者、うちにいたんですか!?」