著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

日本人に「一重まぶた」が多い理由…内部の脂肪組織が多い

公開日: 更新日:

「蒙古ヒダ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。目頭にある皮膚の膜のことです。これがあると、まぶたの皮膚全体が下に引っ張られることになる。そのせいで一重になりやすいのです。

 日本人はこの蒙古ヒダがある人が多い。日本だけではなく韓国中国など黄色人種には多いのですが、白人や黒人にはほぼ見られません。蒙古ヒダがあることで、本来の目より目が小さく見えたり、目が離れて見える人もいます。

 私は一重まぶたは「アジアンビューティー」としてとても美しいと思っています。が、一重であることに悩みを抱える人が多いこともよく知っています。

 当クリニックでは行っていませんが、一重まぶたを二重にする手術を行うクリニックは多くあります。まぶたを切って脂肪を除去する切開法。医療用の細い糸を使って、まぶたの皮下を数カ所縫い留め、二重のラインを作る埋没法。

 もし手術を検討するときには、自分にはどの術式が適しているのか、しっかりと時間をとって医師が納得のできる説明をしてくれるクリニックを選ぶようにしてください。

 くれぐれも安価だからという理由だけで選ばないようにしましょう。執刀医の信頼性や自分との相性などもクリニックを選ぶポイントとなります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし