「妊婦の解熱鎮痛剤が子供の自閉症リスクを高める」の真相…トランプ流の医療情報に踊らされるな

公開日: 更新日:

 欧州医薬品庁もまた、「アセトアミノフェンは、妊娠中の痛みや発熱の治療において重要な治療の選択肢であり、妊娠中に同薬を使用しても、出生児が自閉症を引き起こすという根拠は見つかっていない」というメッセージを発出しています。

 トランプ大統領が提示した根拠のひとつは、2025年8月14日付で環境衛生に関する専門誌に掲載された論文です。この論文は、これまでに報告されている妊娠中のアセトアミノフェン使用と、出生時の自閉症や注意欠如・多動症(ADHD)など、神経発達障害との関連性を報告した研究データを網羅的に収集し、それぞれの研究結果を定性的に評価したものです。

 この論文では、最終的に46件の研究データが評価対象となっています。このうち、27件の研究データでは、妊娠中のアセトアミノフェン使用で神経発達障害のリスク増加を認めた一方、9件の研究データではリスクとの関連性を認めず、4件の研究データではリスクが低下していました。一連の結果を踏まえ、この論文の著者らは「妊娠中の女性に対してアセトアミノフェンの使用を制限するよう助言し、胎児の神経発達を保護するための適切かつ緊急の対策を講じるべきである」と結論していました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?