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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【長ねぎ】豚肉と一緒に摂ると疲労回復や集中力維持に効果的

公開日: 更新日:

 国内の疫学研究では、ねぎ類の摂取頻度が高い人ほど上気道感染症の発症リスクが低い傾向が示されています。また、中国の研究では、アリシンを含むねぎ属野菜の摂取が心血管疾患や糖代謝異常のリスクを下げる可能性が報告されています。これらの効果は血流改善や抗炎症、抗酸化作用など複数の仕組みを通じて発揮されると考えられているのです。

 時間栄養学の視点では、長ねぎの香味成分は朝や昼に取ると代謝を高め、体温を上げて日中の活動を助ける可能性が考えられます。一方で、夜に取る場合は、加熱して甘みを引き出すと消化にやさしく、リラックス効果をもたらしてくれることも。

 朝は味噌汁や卵焼きに刻み、夜は煮込みや鍋料理でじっくり火を通すのがおすすめです!

 寒い季節こそ、体を内側から温める一皿に長ねぎを加えてみてはいかがでしょうか。

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