(1)朝、太陽の光を浴びて歩くと睡眠の質を高めるのに役立つ
大友教授によると、太陽を浴びて歩くことでプラス効果が期待できるそうです。
「睡眠の質を高める、つまりいい睡眠をとるのに役立つからです。朝、日の光を浴びることで、体内時計が正常になり、夜ぐっすり眠ることができます。時差ボケ解消にも役立ちます。さらに、自律神経の働きを整える効果もあります。人間は夜になると副交感神経が優位になり、リラックスモードになります。昼間は交感神経が優位になり活動的になります。この切り替えがスムーズだと生活リズムが整い、心身の健康にもいいのですが、乱れると不眠、だるさやうつなどさまざまな不調が出てきます。朝、日の光を浴びて歩くことで副交感神経から交感神経への切り替えがスムーズになるのです」
筋肉や骨、心肺機能だけではなく、睡眠リズムや生活リズムを整える効用が大きいと大友教授は強調します。
「さらに重要なのが、ビタミンDの生成です。ビタミンDの一種D3は日光に当たることで体内で合成されるビタミンで、骨や筋肉をつくるためには欠かせません。高齢者では不足すると骨粗しょう症になるリスクが高まります」


















