「認知症」と「オートファジー」の関係…リスク低下に期待

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 中でも今回は、2060年には65歳以上の5.6人に1人が該当する(※)と言われる認知症とオートファジーについて紹介したい。

 認知症の中で最も多く約7割を占めるのがアルツハイマー型、次いで多いのがレビー小体型だ。アルツハイマー型はアミロイドβやリン酸化タウというゴミの蓄積が、レビー小体型はαシヌクレインというゴミの蓄積が引き金となり、発症することが分かっている。

「蓄積する原因として、『ゴミ袋を運ぶ働きの低下』『ゴミ袋の分解の低下』『オートファジーのスイッチが入らない』の3つが考えられています」

 まずは、ゴミ袋を運ぶ働きの低下。アミロイドβなどのゴミは神経細胞の先端部分(軸索末端)でゴミ袋(オートファゴソーム)に包まれ、細胞体へ運ばれて分解される。しかし輸送が滞ると、分解されず、交通渋滞を起こし、神経細胞にダメージを与える。

 次に、ゴミ袋の分解の低下だが、これには分解屋=リソソームが関係している。リソソームは酸性の環境下でよく働く。ところが加齢とともに細胞内の環境が中性に傾きやすくなり、するとリソソーム機能が低下してゴミ袋の分解がストップしてしまう。

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